青森県田舎館村 田んぼアート 

田舎館村

アクセス

第一会場:田舎館村役場
青森市から車で約40分。

第二会場:道の駅いなかだて
※第一会場と第二会場を結ぶ無料シャトルワゴン車(定員9名)も運行しています。

また、4月から11月の間、田んぼアート駅が利用できます。
弘南鉄道弘南線の臨時無人駅です。
電車をご利用の方はこちらも是非ご利用ください。

田んぼアートの歴史

人口8000人の小さな村がとあるシーズン、観光客であふれる。
その数、村人約8000人をはるかに上回る、34万人!
皆さん、田んぼアートを目当てに来ているのだ。

村おこしとして1993年に一人の村役場職員が発案、田んぼをキャンバスに見立てて、色の違う3色の稲で絵を描いたのが始まりです。
当時の図柄は、『稲文化のむら いなかだて』という文字と津軽富士で有名な岩木山の山の絵。
山の絵と言っても、記号のようなもので…正直、質素。
1993年~2001年まではこの絵柄でした。

しかし2002年から少しずつ進化し始めます。
2002年 岩木山と月
2003年 モナリザ
2004年 羅ご羅の柵と山神妃の柵(このあたりから絵が複雑に)
2005年 写楽と歌麿(遠近法を徐々に取り入れる)
2006年 風神雷神
2007年 神奈川沖浪裏と赤富士
2008年 恵比須様と大黒様(白い稲が追加されよりカラフルに)
2009年 戦国武将とナポレオン
2010年 弁慶と牛若丸
2011年 竹取物語
2012年 第一会場 悲母観音と不動明王・第二会場 七福神とマジンガーZ (この年から第二会場もできる)
2013年 第一会場 花魁とハリウッドスター・第二会場 ウルトラマン
2014年 第一会場 富士山と羽衣伝説・第二会場 サザエさん
2015年 第一会場 風と共に去りぬ・第二会場 スターウォーズ
2016年 第一会場 真田丸より・第二会場 シンゴジラ
2017年 第一会場 ヤマタノオロチとスサノオノミコト・第二会場 桃太郎
2018年 第一会場 ローマの休日・第二会場 手塚治虫キャラクター
2019年 第一会場 おしん・第二会場 おかあさんといっしょ
田んぼアート
2020年 中止
2021年 第一会場 中止・第二会場 いとみち

そして2022年のモナリザは2003年に作ったモナリザに再チャレンジしました。

田んぼアート ➡ 田んぼアート
2003年のはとてものっぺりした印象で、遠近法もまだ取り入れていないので寝た絵になってます(-_-;)
しかし、あれから19年経ったモナリザは稲の色を7色に増やし陰影もハッキリ、より複雑になりました。
おまけに遠近法も完璧で、展望デッキから見える絵はとても立体的です!

凄い進化ですねぇ…✨
田んぼアート
田んぼアートを道路に降りてみた感じです。細かく色分けしているのが分かります。
稲の種類は①あさゆさ(緑)→食用
②紫大黒(紫)③黄大黒(黄)④緑大黒(深緑)→古代米
⑤ゆきあそび(白)⑥べにあそび(赤)⑦あかねあそび(橙)⑧紫穂波(紫)
⑨赤穂波(赤)⑩白穂波(白)→観賞用
これらを巧みに使い分けているんですね♪

第一会場 田舎館村役場

さて、この素晴らしい田んぼアートの会場は青森県田舎館村にある、田舎館村役場です。
この田舎館村役場、お城のような造りでデカい。
田舎館村役場
駐車場も広く、少し離れた場所にも駐車場があるので安心です。
入り口から警備員さんや職員さんがわかりやすくスムーズに誘導。
発券機で入場券を買います♪大人300円。
順路に従い、ロビー内へ。歴代の田んぼアートのパネルが展示されています。
上記の初代の田んぼアートなども見れます。
ぜひ、技術の進化を実感してください!
そしてエレベーターで4階のいよいよ田んぼアート観賞用の展望テラスへ。
田んぼアート
ドドーンと田んぼ一面にモナリザが‼
しかも絵画みたいな額縁の模様まである手の込みよう。
そして右側がこれ。
田んぼアート
黒田清輝氏作、『湖畔』です。
田んぼアートももちろんですが、役場がお城風なの凄い。
田舎館村役場
展望デッキの横に天守閣みたいなのあるし…。
あの一番高い所に上りたい。田んぼアートと田舎館城を是非楽しんでください。

【観覧期間】 5月30日から10月10日
【開館時間】 午前9時から午後5時
【料金】 大人(中学生以上)300円・小学生100円

第二会場 道の駅いなかだて 弥生の里

次は第二会場へ向かいます。
田舎館村役場から3㎞離れた道の駅にあります。
こちらも駐車場が広い。
産地直売センター、レストラン、遊具施設など入る広い敷地の奥に展望所があります。
こちらも発券機で券を買います♪大人300円。
エレベーターで2階へ行きいざ!

こちらは横長ですね。
テーマは『縄文から弥生へ』です。
田んぼアート
こちらが縄文、
田んぼアート
こちらが弥生ですね。
第一会場に比べて展望スペースはそこまで広くはないのですが、ここには田んぼアートだけでなく『石アート』もあるんです!
石アート
2022年も男はつらいよの寅さん✨

白、黒、グレーの小石を敷き詰めて描いてます。
田んぼアートの左側に展示しています。
こちらの石アートは2015年に始まりました。
2015年 高倉健さん
2016年 石原裕次郎さん
2017年 ダイアナ妃
2018年 美空ひばりさん
2019年 車寅次郎さん

石アートのテーマは『惜しまれる人』です。
こちらも一緒にお楽しみください(*´▽`*)

【観覧期間】6月11日~10月10日
【開館時間】午前9時~午後5時
【料金】大人(中学生以上)300円・小学生100円

見頃

田植え直後の稲は2,3色にしか見えないので成長した7月中旬~8月中旬に鮮やかな7色に見えます。

最後に一言

一人の村役場職員のアイデアで始まったとはいえ、こんなにも沢山の人が集まるようになり、毎年続ける努力も素晴らしいですよね✨
情熱を感じます!

2022年8月某日。

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