2019年8月2日。
毎年7月31日~8月4日の期間に開催される八戸地方最大のお祭りです。
神社行列と豪華絢爛な山車が町中を練り歩く様は圧巻です。
青森のねぶた祭を見て育った私ですが、八戸の三社大祭もとても有名ですよね!
ちなみに2016年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
一度は見てみたいと思い1時間半かけて八戸市へと向かいました。
八戸三社大祭の日程
まず、三社大祭の日程です。
特徴は日によって運行ルートや開催時間が違います。
7月31日・前夜祭 8月4日・後夜祭
(山車展示時間18:00~21:00)
前夜祭…出来上がった山車のお披露目として市民広場に27台もの山車が一斉に展示されます。
暗くなるころには山車はライトアップされお囃子の演奏もあり、中心街の決まった区間は歩行者天国になります。
後夜祭…祭りを名残惜しむかのように、前夜祭と同じ形で山車が集結。この日が最後とばかりに打ち鳴らされるお囃子にも力が入ります。
※両日は山車の運行は無いので、観覧席の設置もありません。
8月1日・お通り
(合同運行開始時間15:00~)
15:00青森銀行前出発…神明宮、おがみ神社、新羅神社の順に厳かな行列が行われ、それぞれの神社行列ー氏子行列といった順で連なります。
神社の稚児行列、神楽、虎舞、江戸期の屋台山車、騎馬行列とともに、工夫をこらした自慢の山車絵巻27台、そしてしんがりを務める「華屋台」をお楽しみください。
8月2日・中日
(合同運行開始時間18:00~)
18:00青森銀行前出発…夜間合同運行は山車だけの運行となります。ライトアップされた山車が運行する様は正に圧巻です。
14:00~16:00…加賀美流騎馬打毬・徒打毬。長者山新羅神社の桜の馬場で行われるもので、狩りの装束をまとった馬上の騎士が紅白に分かれ玉を追う競技です。
8月3・お還り
(合同運行開始時間15:00~)
15:00鍛治町出発…8月1日の行列で新羅神社に到着したおがみ神社神興がこの日に帰還したことからお還り行列と呼ばれています。神明宮、新羅神社、おがみ神社の順で、神社行列と山車の運行が行われます。
※地図が見づらくてすみません。公式のものがないので、パンフレットを撮りました。
見どころ
私たちは一番盛り上がる中日を選びました。
お祭り開始前の市民広場に、山車が勢ぞろいしてます。
ズラリと並ぶ山車、カッコイイ☆
昼間の山車もいいですが、何といっても夜、ライトアップされた山車は最高にキレイです。
最大で幅8m、奥行き11m、高さ10mにもなる山車の人形がせり出したり、左右に大きく広がったり、プシューっとスモークが出たりと、演出の派手さに度肝を抜かれます(*´▽`*)
まるで超ド派手な飛び出る絵本やぁ~!
障害物のない道路に来ると大きくなります。『展開』というそうです。
席を取る際に、電線や道幅の広いポジションだと展開する山車が見れるかも。
おススメの通りは廿三日町、十三日町、三日町の交差点付近がいいと思います。
この、般若がゆっくり起き上がって来たときには、沿道の観客から歓声があがっていました。
どの山車も細部までこだわって、本当に素晴らしい。
鬼、こわっっ!目が光ってます✨
山車一台にストーリーが詰め込まれてます。
これはねぶたっぽい顔ですね。
他にも沢山の素晴らしい山車がありました。
この熱気は直接肌で感じてほしい!
おすすめ宿泊先
私たちは交通規制もあるとのことで、中心街にあるダイワロイネットホテルへ宿泊しました。
しかも、部屋からはスタンバイする山車も見えました。
移動を考えるとやはり町中のホテルに宿泊が便利だと思います。
運行ルート沿いのホテルが
・アパホテル八戸
・ホテルセレクトイン八戸
・ホテルイルヴィアーレ八戸アネックス
・ホテルリバティビル…です。
運行ルートからは外れますが、市民広場に近いホテルだと
・スマイルホテル八戸
・八戸グランドホテル
・シティパークホテル八戸
などがあります。
注意点
①お祭り期間中は交通規制のため車両通行止めになる箇所があります。
日程によっても交通規制の時間も変わってくるので確認が必要です。
②スタート地点から山車が来るまで時間がかかる。
我々が観覧したのが十三日町辺りでした。ぐるりと一周して先頭の山車が来るまで、少し時間がかかります。この隙に屋台で食べたいものを買い込みました♪
先頭が来ると後は次々きます。
③ものすごい混むので有料観覧席で見た方が無難。
沿道に立って見るという手もありますが、観覧席でゆっくり座ってみるのもおすすめです。観覧席は階段状になっているのでとても見やすいですし、前が見えない、隣の知らない人と密着💦なんてこともありません。
当日のチケット販売もありますが、早めの入手が安心。
④屋台の食べものが美味しすぎる。
沢山種類があって、どれもこれもおいしそうで、ついつい買いすぎてしまいました。
最後に
この三社大祭の山車は、各山車組に所属する市民がボランティアで制作しているそうです!
青森のねぶたはプロのねぶた師がいますが、三社大祭の山車を作っている方達は本業の合間にやっているというから驚きです。
残念ながらコロナで中止になる年や、規模を縮小することもありますが、約300年の伝統を大事にする心が地域の方々に根付いているのだと思います。
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