アクセス
🚙青森市から車で約1時間20分。
いざ、トレッキング開始。
青森で奥入瀬渓流と言えば、有名な観光スポット。
青森と秋田にまたがる十和田湖。その十和田湖・子ノ口(ねのくち)から焼山までの14㎞の渓流が奥入瀬渓流です。
小学生のころから遠足や、何だかんだ大人になっても毎年来ています。
新緑シーズンも気持ちいいですが、何といっても秋の紅葉シーズンが見事な絶景なんです!
渓流沿いに車道があるので、車でドライブもいいのですが、是非、遊歩道を散策していただきたい。
ですが、全部を歩くとなると…4、5時間以上かかるそうです(-_-;)
普段の運動不足でそんなに歩けるか不安。絶対ヒザ、爆発するよ…
と、思っていたら朗報です✨
子ノ口駐車場に車を停めバスで石ヶ戸まで行き、銚子大滝を目指し子ノ口まで戻るコースが景色もよく、おススメです♪
約9㎞、3時間前後で行けるそうで、これなら私でも行けるにでは?
また、バスルートも並行しているのでどうしても疲れたらバスに乗るのもよし、レンタサイクルもあります。
石ヶ戸
石ヶ戸休憩所に来ました。トイレや売店、お土産屋さんなどがあり渓流散策の拠点になっているので賑わっています。
※この先、子ノ口までトイレありません。
私も余裕の表情。防寒や対策をしっかりして、いざ出発~☆
石ヶ戸とは、方言で石小屋を意味します。
休憩所付近に木に支えられた大きな一枚岩があり、石の小屋に見える事から石ヶ戸と名前がつきました。
もともとは、桂の巨木が2本ありましたが、そのうちの1本は樹齢200年とも400年とも言われていましたが、昭和63年8月、地上4mを残し折れてしまったそうです。
石ヶ戸の瀬
石ヶ戸を出発し、すぐに見えてくるのが『石ヶ戸の瀬』
緩急様々な流れがあり、見ているだけで癒されます。
幅の広い川、狭い川、いろんな川があります。
約1.4㎞ 30分程歩くと『屏風岩』と『馬門岩』が見えてきます。
馬門岩はJRバスの停留所があります。また、馬門岩は冬は見事な氷柱となるそうです。
馬門岩を過ぎ下馬門沢の流れです。割と緩やかな流れですねぇ(*´▽`*)
阿修羅の流れ
馬門岩から0.4㎞ 10分程進むと見えてきたのが、あの有名な『阿修羅の流れ』です。
皆さん一度は奥入瀬の画像で見たことがあるのではないでしょうか。
激しい流れでとても男性的だと表現されていますよね。
濁流のゴーという音が迫力あります。
そして阿修羅の流れのすぐ先にあるのが飛金の流れ。
あまり目立たない名所ですが、割と激しい流れで、飛び跳ねているようなので、「とびがね」というのかしら?
雲井の滝
阿修羅の流れをすぎ、約1㎞ 20分程の所に、バスの停留所にもなっている雲井の滝が見えてきます。
道路を挟んで渓流沿いとは逆の位置にあります。
また散策路も整備されているので割と滝壺の近くまで行けます。
停留所もあり、訪れやすいので観光客の方もたくさん集まっていました。
水量も多めで見ごたえのある滝です。
木々に囲まれた断崖から三段になって流れ落ち、落差25mもあるので弾むような躍動的な滝ですね。
白布の滝
続きまして、奥に見えます、木々の間をまるで白布の様に細く美しく流れ落ちる、その名も『白布の滝』
雲井の滝の逆側にある、落差30mの滝です。
少し行くと白銀の流れがあります。苔の生えた岩の間を水が流れます。
ブナの林がきれいですね。思わずwピース(#^.^#)
一目四滝
雲井の滝から2.4㎞ 約50分程の所に玉簾の滝が現れます。そこを20分程過ぎると白絹の滝、不老の滝、白糸の滝、双白髪の滝の4つの滝を立て続けに見ることができるポイントに着きます。
こちらは白糸の滝。細長く落差30mあります。
木々の間から見え隠れする白く美しい滝。
姉妹の滝
一目四滝には含まれていませんが、双白髪の滝の隣にある姉妹の滝です。
大きな黒い岩を境に二筋に分かれ、寄り添うように流れていることから姉妹岩と名前が付きました。水量が多い方が姉、少ない方が妹だそうです。
九段の滝
白糸の滝から0.8㎞ 20分程に九段の滝が見えてきます。
名の通り段々になる15mの岩の上を水が流れます。
水量は多くはありませんが周辺に心地よい水の音が響きます。
さあ!あと少し。ラストスパートです。
銚子大滝
やっと到着~♪
銚子大滝に着きました。
九段の滝から10分程の所に見えてきた、聞こえてきた、ここ奥入瀬渓流のメインスポット、銚子大滝。
最後に、幅20m、高さ7mの銚子大滝です。
奥入瀬渓流にある滝の中で最も規模が大きく、水量も最大です。
豪快で男性的な流れとも言われています。
滝つぼの近くまで近づけるため、記念写真スポットになっています。
ゴゴーと大きな水音を響かせすごい水の量が流れていきます。
近づくと水しぶきが。
銚子大滝にもバス停がありますし、小さいですが駐車場もあるので、
ここだけを見に来る観光客もいます。
さて、ここからさらに1.6㎞ 30分ほどかけて、子ノ口に戻ります。
ここ奥入瀬渓流は大小様々な滝があり、緩急様々な流れが魅力です。
360度、自然に囲まれ、四季折々の表情を見せてくれます。
大自然の中ではしゃいでおります。
注意点
①奥入瀬渓流周辺は湿度が高いため滑りやすくなっています。
また、夏でも比較的涼しい気候です。自然の中なので虫も多いです。
長袖、長ズボン、歩きやすいシューズなど、トレッキングに適した服装をおすすめします。
②遊歩道は所々、車道に出る箇所があるので車には気を付けてください。
③自然が豊かなので熊の出没報告もあります。心配な方はクマよけの鈴など対策を。
④自然物の採取は禁止です。落ち葉や落枝も含まれます。
⑤12月下旬から4月中旬は雪の為、遊歩道は利用できません。
最後に一言
実際歩いてみて、勾配差はほとんど感じません。歩道スペースもあり、歩きやすい道のりでした。
また、歩道と渓流が同じ高さで、常に流れとともに歩くという貴重な体験ができました。
さらに滝や川だけではなく、木や草、花、虫や苔、鳥など、人が沢山訪れるのに、自然がそのまま残っているのも素晴らしい点です。
十和田湖のTポーズ✨
中にはゴミをポイ捨てする心無い人も居るようですが、この豊かな自然をいつまでも守って行きたいですね。
2020年10月某日。
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